転職者が新しい会社に効率的に適応するために考えるべき5つのポイント

Orange Pen新しい組織について何も知らないことを自覚すること。 これが新しい組織に効率的に適応するためにもっとも重要なことだと思う。当たり前だとしかられそうだが、転職者はどうしても自分の経験になぞらえて新しい組織のことを理解しようするので、その経験が新しい組織を正しく理解することを妨げてしまうことはよくある。

いうまでもなく経験は価値がある。転職者を雇った会社も、転職者がその経験を発揮することを期待している。ただし、むやみに発揮すればよいというわけではない。極端にいうと、みんながテニスをしようとしているときに、バットを振り回すことが好まれるようなことはほとんどない。新しい会社は、その会社にあった形で、転職者がその経験を発揮することを期待している。

だから、転職者は自分の経験を新しい組織にあった形で使うことを覚える必要がある。新しい組織にあった形で自分の経験の使い方を覚えることこそ、その組織に適応することに他ならない。

新しい会社にあった形での自分の経験の使い方を覚えるために、定期的な自己診断は有効だ。5月1日から新しい会社で働き始めて以来、新しい会社に適応するためにいろいろと試行錯誤してきたが、その間、ずっと継続していて、実際に時々、何かを気づくきっかけになっているのがこの自己診断だ。

私の場合、毎日、 仕事を始める前に30分くらい、自己診断の時間をとっている。具体的にやっているのは、朝出社したら直ぐ、邪魔の入らない場所(私の場合、職場のビルの一階にあるカフェ)に移動して、なんか見過ごしていることないかな?とか、このままのやり方を続けていていいのかな?とか、考えながら、思いつくアイデアをメモっている。

考えるポイントがなにもないとアイデアが発散してしまい非効率なので、下のチェック・リストを使っている。

  1. 所属するチームや組織がいま直面している状況は離陸、方向転換、進路修正、高度維持のどれだろうか?その状況にはどんな困難な課題があるだろうか?どんな機会が潜んでいるだろうか?
  2. 専門知識、企業文化、人間関係の3つの分野において、それぞれ何を学ぶべきだろうか?特に重要な分野はどれだろうか?
  3. 現状認識(離陸、方向転換、進路修正、高度維持)、自分への期待、上司が好むコミュニケーションのスタイル、自分に割り当てられる経営資源、自分の能力開発の観点について、上司はどのように考えているだろうか?
  4. 長期目標(業績目標、行動改革)と短期目標をどのように設定すべきだろうか?
  5. アドバイザーのネットワークをどのように築いたらよいだろうか?また、どういった種類のアドバイザーがこれから必要になるだろうか?

実際には、良いアイデアが出てくることも、考えがまとまることもほとんどない。でも、目先の仕事で手一杯になってしまい、特に組織文化と人間関係について、短期的には正しくても中長期的には誤った認識を持ってしまうことを防ぐことがある程度できる。それに、後でメモを見返すと自分の認識の変化に気づくことができるし、この変化の理由を考えることで自分が置かれている状況をより正しく認識できる。このように、定期的な自己診断は、転職者が自分の経験を新しい組織で効果的に発揮できるようになること、つまり転職者が新しい組織に適応すること、をとても手助けしてくれると思う。

このチェック・リストの出自はこちら。

最初の90日で成果を出す技術

転職者が新しい会社に馴染むための、とてもよいガイド・ブック。毎日毎日、リファレンス・マニュアルのように見ている。かなりオススメ。

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2 Comments

  1. あんじん:

    さすがです、こんなこと私のライフスタイルでは・・考え方には興味あります。
    この間の4月より職場が変わりました(社内異動)ので、是非参考にしたいと思います。
    本を早速注文してしまいましたw。
    また飲みにいきましょう。

  2. mikieto:

    あんじんさん、お久しぶりです。お元気ですか?
    おほめいただき、ありがとうございます。どちらに異動されたのですか?
    是非、また、近いうちに飲みに行きましょう。

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