塗る男

塗る男に会った。彼は南北線に乗っていた。そして、マジックのようなもので塗られていた。

塗る男に会ったことがないという人は多い。しかし、彼らは気づいていないだけだ。実際、私は塗る男によく出会う。半年くらい前に山手線で出会ったし、数年前に京浜東北線で出会ったこともある。

塗る男がなぜ生まれるのか?地肌が目立ち始めたときに、違和感を感じつつも、彼らは塗ってしまったのだ。その後も、どんどんぬってしまった。そのうち、初期の違和感は薄れ、彼らは塗る男になったに違いない。

塗ること自体たいした問題ではない。”僕は塗るのだ”というのと、”僕は人前でも帽子を被るのだ”というのに大きな違いはない、と私は思う。しかし、私は塗りたくない。私は人前で帽子を被るのが好きではないのだ。

私の友人たちにお願いがある。人の心はうつろいやすい。もし、将来、私が塗り始めるようなことがあったら、勇気を出して、私に注意をしてほしい。自然に逆らうなと。切なる願いだ。

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2 Comments

  1. ようこマン:

    塗ってある男を見かけたことはありますよ。
    残念ながら、塗る最中は見た事ありませんが・・・

    >そのうち、初期の違和感は薄れ、彼らは塗る男になった。
    そうかもしれませんね。
    そうなんですが・・・見る側として違和感を感じなくなる日が来るとは想像できないです♪

    塗る男の身近な方はどう思ってるんでしょうね。
    私は身だしなみや着飾ることは「自分の為」と言うよりは
    「その日に合う方々のため」でそれが「TPOをわきまえること」だと思っているので
    もし塗る男が身近な友達に出てきたら・・・とりあえず一言声をかけたくなると思います☆

  2. mikieto:

    ようこマンさんへ、

    彼は電車の中で塗っていたわけではないのですよ。すでに塗られていました。そう、見る側の違和感はなくならないですよね。でも、どうやら、塗る男には周囲の思いはなかなか伝わらないように思います。

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